地域と歩む信頼に基づいた企業成長
中山重建は平成15年の創業以来、神戸市を中心とした土木建設業界において着実な成長を遂げてきた専門企業です。20年を超える事業展開において、地域の皆様から多大なご支援をいただきながら、数多くの建設現場での施工経験を通じて技術力と信頼性を高めてまいりました。建設業が多くの人材や資材が共通目標に向かって協働する業界であることを深く認識し、全てのプロジェクトにおいて「信頼」を最も重要な価値として位置づけています。
土木工事における手作業から重機を活用した大規模作業まで、各現場の特性に応じて適切な人材配置を行い、安全で迅速、かつ品質の高い施工を実現しています。この柔軟で包括的なアプローチにより、お客様の多様なニーズに対応し、期待を上回る成果物の提供を継続しています。現在では本業で培った専門知識を活用し、神戸市西区における建設発生土処分事業も手がけています。
独創的な浸透型舗装技術による都市課題解決
中山重建が展開するDotcon（ドットコン）技術は、現代都市部が抱える深刻な排水問題に対する革新的なアプローチとして高く評価されています。従来のアスファルトやコンクリート舗装では雨水が地面に浸透せず、表面流出の増加により局地的な浸水リスクが高まるという構造的課題がありました。災害復旧の現場経験を通じて従来工法の限界を実感し、「地面に水を還す」という新たな発想に基づいた施工技術の導入に至っています。
この技術の革新性は、傾斜のない平面施工においても優れた排水効果を発揮する点にあります。雨水の浸透性と構造的強度を高次元で両立させることで、「平面駐車場にしたいが水溜まりは避けたい」という顧客要望を実現しています。施工工程は既存舗装の撤去、水はけの良い砕石による基盤整備、Dotcon部材とワイヤーメッシュの設置、生コンクリート打設という段階的プロセスで進行し、約8日間で完成します。
多様な許認可に裏打ちされた総合技術力
中山重建では土木工事業を核として、とび・土工工事業、石工工事業、鋼構造物工事業、しゅんせつ工事業、水道施設工事業、解体工事業という7分野の許認可を保有し、土木建設領域における総合的なソリューション提供を可能にしています。河川工事分野では自然災害から地域住民を守る社会的使命を担い、上流域の砂防工事、地すべり防止工事、砂防ダム建設から、中下流域の堤防建設、床止め工事、河道整正まで流域全体にわたる包括的対応を実現しています。
橋梁工事では下部工工事から上部工工事まで、トンネル工事では山岳工法やシールド工法まで、各専門分野において高度な技術を持つエンジニアが対応しています。KOMATSU PC200油圧ショベル、KOMATSU 39PXブルドーザー、4トン・3トン・6人乗りダンプトラックなど豊富な重機類を保有し、工事の規模や特性に応じた最適な機械選択により効率的な施工を実現しています。
業界連携による価値創造と社会貢献
中山重建は明和工務店、新明和工業、丸正建設、菱神テクニカ、フナビキ工務店、恵比寿工匠、パワーレックス、関西工業所など業界をリードする多数の企業との強固なビジネスネットワークを構築しています。これらの連携関係は単なる受発注の関係を超えた戦略的パートナーシップであり、各社の専門性を結集することでより高品質なプロジェクト成果を創出しています。
土工事の中核となる掘削・整地・埋め戻し作業においては、最終的な完成品質に直結する重要工程として、現場固有の地質条件や周辺環境を綿密に分析し、最適な施工計画の立案と実行を行っています。他の専門工事業者との密接な連携調整により、工程間の整合性を確保し、神戸地域における高品質な土木建設サービスの提供を通じて持続可能な社会基盤の構築に貢献しています。
